YAMAHA C2a プリアンプの修理 父の形見
今回、YAMAHA C2aプリアンプをメンテナンスしました。
1978年頃の生産(#03109)で、名器でした。
亡くなられた父上の形見だそうです。 |

現状 |
1.ノイズ・ハムが多い
2.電源部ブロックコンデンサー、リーク不良
4.カップリングコンデンサー不良、リーク気味
5.RCA端子一部損壊
6.コントロールパネル照明切替ランプ切れ
7.全面パネル汚れ/基盤汚れ多し
8.内部汚れ多し
9.切替SW接触不良
10.ACコード劣化(要交換)
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対策/修理 |
1.基盤洗浄
2.切替SW接触、解体洗浄
3.FET交換
4.半固定VR不良−交換
4.カップリングコンデンサー交換
5.電源ブリッジ高速ダイオード交換
6.アースの徹底化
7.TDK社のノイズフィルター付き3Pコンセントに交換
8.外付けベルデン社大型AC電源コードに交換
9.高音質RCA-PHONO/AUX/PRE-OUTを交換
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下に交換した部品のみ掲載します。



CDプレーヤーにてエージング100時間連続ランニング後に測定しました。
測定した結果は、初期特性以上と思います。
測定結果 |
| LRレベル差 |
0.1db以内 |
| 歪率 |
1Khzで0.004% 1V時 |
| SN比 |
0.1mv以内 |
試聴してみますと、その後のYAMAHA C2Xより良い音です。
試聴してまさか30年前!と考えられない良い音です。
本当に興奮します。非常に素晴らしいです。

これは北海道帯広市のT氏様のご好意で掲載しました。
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