McIntosh C22オリジナルの修理内容です。 |
シリアル「36A36」
117V仕様です。
■ 現状
1.ノイズ、ハムが多い。電流のドリフトが50mvと非常に多い。
2.各部電圧CH。当社に来たときは初期のセレンからダイオードに変更されていたが、
その補償がなされていないため、フィラメント電圧/プレート電流が20%も高い(117Vの場合)。
3.真空管の不良7025(12AX7)をのぞいて他の5本全て不良及び入出力ピンジャックの接触不良。
4.電源部ブロックコンデンサーリーク不良。
5.Rチャンネルのカップリングコンデンサー0.0002不良。
6.電流端子板が焼損していらる。
7.サブ出力ボリーム(上部パネル)ガリノイズ多し。
8.コントロールパネル照明切替SWが不良。
9.全面パネル汚れ。
10.内部汚れ多し。
■ 対策/修理
電源部取り替え
シリコン SBO-B6A06:60V-6A」シリコンUF5408高圧シリコン4ヶ交換
ブロックコンデンサー 50+50/450V交換
チューブラコンデンサー交換 47μF/450V −3ヶ交換
チューブラコンデンサー交換 3300μF/50V −3ヶ交換
真空管 ECC8035−4本交換
ECC83テレフンケンらを原器に装着してあるものからセレクト。
チューブラコンデンサー/スピラグVQ-0.0022μF:400V交換
ブロックコンデンサー20+20+20+20/350V全交換
ラグ版新設 アースの徹底化
昔の劣悪なセレンの大きなリップルから開放されています。
その他不適刹那部品はほとんど交換しました。
電源部は最新の電源修理技術搭載しました。
ゴム脚も最新のインシュレータ理論の脚に交換です。
フロントガラス清掃。
グリーンフィルム交換済み。
ただ右のフロントのフィィルムにわずかにゆがみ?損壊有ります。了解ください。
電源は117Vで使用のこと。
ピンコードはピンの大きいのは駄目です。
50年前ということを考えると非常に素晴らしいです。
特性は初期特性以上と思います。
販売価格¥75万です。
期待を裏切りません。
高いだけはございます。
福岡セントラル試聴室「CASA-DELLA-MUSICA」で試聴できます。(要予約)
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