ラックスマン CL32 管球式プリアンプの修理内容です。 |
■ 現状
1.ノイズ/ハムが多い。電流のドリフトが35mvと非常に多い。
2.真空管の不良。全部測定したが60%近くエミゲンしている不良
3.電源部ブロックコンデンサーリーク不良。
4.カップリングコンデンサー不良。リーク気味。
5.電流端子板が焼損している。
6.コントロールパネル照明切替ランプ切れ。
7.全面パネル汚れ/基盤汚れ多し。
8.内部汚れ多し。
9.切替SW接触不良
10.入出力ピンジャックの接触不良。
■ 対策/修理
1.基盤洗浄。
2.切替SW接接点を解体洗浄。
3.電源部解体。フィラメント電源ブロックコンデンサー3300μF/25vから4700μF/25vに交換。
4.カップリングコンデンサーをアムトランスの理研のフィルムに全部交換。
5.B電源用コンデンサー交換33μF/450V−2ヶ交換。
6.真空管を全部交換。全て真空管測定器で3回の選別後行う。
ECC-8035(12AX7)5本。ECC-8025(12AU7)2本
7.ラグ版新設
8.アースの徹底化
9.PLランプ交換12V
10.その他不適刹那部品はほとんど交換しました。
11.ゴム脚を廃止しTAOCの鋳鉄インシュレータ脚に交換です。
12.エ-ジング100時間連続ランニング。CDプレーヤーにて。
13.EQ特性20HZ−-25KH/0.3db以内、BAFF-AMP特性0HZ-20KHZ/0db、
LRレベル差/0.1db以内、歪率/1KZで0.004%1V時、N比0.1mv以内。
14.30年まえと言うことを考えると非常に素晴らしいです。特性は初期特性以上と思います。
試聴しましたがExcellent!!です。
現在、熊本のN氏がご愛用されています。
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