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時代の名器
長谷川工房 211(845）
真空管パワーアンプのレストア　その１

1980年頃まで東京都台東区東上野で
真空管（シーメンスやシルバニアの真空管）販売や
アンプ製作をしていた会社が長谷川工房です。
一部のマニアには絶大な支持がありました。
当時でも珍しい真空管CRイコライザー、
ゼロNFB回路の音楽性重視のアンプを出していた良心的な店と記憶しています。

その機種 V85KITは今でも完全に調整すると\100万のアンプを駆逐します。
その長谷川工房は「ｈｋｐ-＊＊＊」と銘々されていました。

本機は出力トランスにエルタス製を搭載しました。
オリジナルは211ですが、
本製品は845（セトロン製）1本￥80,000を搭載してます。
音は全くの別物です。

１．	当社バラして、見ました。汚い！！とにかく汚い！特殊薬品で洗浄します。最近洗浄を丁寧にします。これにより本当に部品の悪い点がはっきりします。
２．	コンデンサー全部の容量確認をいたします。特にこの時代は大型電源の容量抜けが多いです。
３．	高音質のRCA端子／高音質の大型SP端子に交換しました。
４．	FRD（ファーストリカバリィダイオード）の搭載で電源のリップル分が桁外れになくなります。当社OH時はこれに変更を勧めます。
５．	直出しのAC電源を、TDK社のノイズフィィルター付きのAC-3P大型コネクタを新設します。音が非常に変わります。これは重要です。音質がこれほど変わると凄いです。交換式にすることによりケーブルメーカーの音色の差を楽しめます。