お客様のお父様の形見の
ダイナコ社 PASー3X と ステレオ70 の修理が来ましたのでご紹介致します。
ほとんど新品の状態で所有されていましたが、
当社で拝見するとフルメンテナンスの必要性が解りましたので、
お客様に説明し修理開始致しました。
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1.基本はソケットが酸化の為不良−交換。
2.当社でバラして、コンデンサー全部の容量確認をいたします。
多くのコンデンサーの容量が抜けており、カップリングを含めほとんど交換しました。
3.RCA端子一部交換しました。本当は全部交換したかったのですが予算もあり断念します。
真空管はお客様の供与になります。そのため、以外と安く上がりました。
4.つまみ類は全て洗浄します。
5.問題が発生。トーンコントロール回路のノイズです。
部品は特別で450K/750Kと現在では使わない種類の値の部品です。
在庫有りませんので、分解し、煽動(せんどう)抵抗をペーパーで研磨洗浄します。
6.再度組み立てし、AC-DCバランスを調整しました。
7.エージング100時間致しました。
8.完了、OKです。
本日アンプが到着いたしました。
私は20時半ごろ帰宅いたしまして早速スピーカーに接続致しました。
大変綺麗な音で関心致しました
じっと聴いていますと、
親父が聴いていた頃を思い出しました。
これからも大切にしていきたいと思います。
30年以上ねむっていたものを、
これほどのものに復元して頂きましたこと、感謝いたします。
そしてA&Pさんの技術の素晴らしさに驚きました。
ありがとうございました。
また機会がございましたらよろしくお願い致します。
京都府 K
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これは京都府のK氏のご厚意で掲載いたしました。
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