カンノ製作所 KB300 が
当社試聴室のリファレンス真空管パワーアンプになります。
2台で当時の定価\196万、非常に珍品です。
|
本機の回路は米国WE ウエスタンエレクトリック(株)の流用です。
出力管300Bは勿論WEの300Bで、
WE1985年のカンノ製作所保管分です。
6SN7−INTR-300B真空管−OUTTRのシンプルなモノです。
入力はXLR/RCAで、入力VRがあるため、
プリアンプを必要としません。
スピーカーターミナルには、
WBT社大型バインディングポスト型を採用しています。
しかしそのパーツ、配線技術などは格段の違いがあります。 |
本機は、故永沼課長全盛期の作品です。
北九州市の菅野製作所(株)の会長で居られた故菅野省三氏が、
自分の音楽の趣味のため資材、私財を投入し、
昭和30年台に、当時としては珍しい電子顕微鏡!!までをを購入し、
米国WE ウエスタンエレクトリック(株) の真空管アンプ類を分解し、
音の秘密がコア材のパーマロイにあることを発見されます。
石にも目があるように、金属にも目があります。
金属結晶の分子列配合です。
石の目にそって鏨(タガネ)を入れると、
僅かな力で石は目に沿って割れます。
TVなどでも石切場で見られたことと思います。
昔の方はどのようにして金属の目を見つけるのか?
それは光線の縞に答えがあります。
同じパーマロイ厚板から切断しても、
組み方が違えば同じ音にはなりません。
そんなことはない!!と言われる方も多いですが、
事実、組み手が変われば音は変わります。
それは長い熟練と経験と音楽に対する造指の上に完成します。 |
残念ですが、カンノ製作所の超熟練の永沼課長が鬼籍に入られ、
カンノ製作所にこれと同じ物を組める方は居られなくなりました。
|
音の空間、静けさ、倍音、突発的な広ダイナミックレンジなど、
生の演奏が持つ独特な雰囲気を、カンノアンプは再生します。
勿論8W位ですから、何でも鳴るわけではありません。
オールドの16オーム仕様のSPは最高に鳴ります。
オートグラフ、ハーツフィルド、パラゴン、A5などです。
最高の至福の時間を貴方に与えます。
貴方のそばに置きたいアンプです。
|
この商品は、1,300,000円で販売しています。
|